これだけは知っておこう!転ばぬ先の杖

家族の健康のために、食に関する教育を見つめなおす。

食育とは、健全で豊かな食生活を実践できる人を育てることを目的としています。
学校などでは、子供たちが様々な経験や知識によって、自分で食べるものを選択し、食文化を理解、継承できるように多くの取り組みがなされてきました。
食育という造語が使われ始めたのは、1896年ごろからであり目新しいものではありません。
しかし、今その言葉が特に教育において強調されるようになった背景には、国民全体の生活スタイルや食に対する考え方が変化したことが影響しています。
家族がともに食卓を囲むことが難しくなり、食事を通してのコミュニケーションが減少している事がその要因の一つといえます。
ファーストフードの多様化や、中食といった調理済みの惣菜などが増加し、自ら調理する機会が減っていることも食に対する関心の低下につながっています。
2005年には食育基本法が成立し、いわば国を挙げて総合的な食に関する教育が推し進められてきました。
その中には、料理の方法、栄養学、伝統的な食文化、加工食品の生産にいたるまでが含められています。
農林水産省では、子供たちだけでなく国民全体が望ましい食生活を実現できるように、「食生活指針」や「食事バランスガイド」を公表しています。
「食生活指針」では、食事を楽しむことや自分の適正体重を考慮すること、無駄や廃棄をできるだけ無くす努力を払ったりすることで、現在の食生活を見つめなおすように勧めています。
「食事バランスガイド」ではカロリー計算やBMI数値を使って、一日の食事の適量を導き出すように促しています。
主食、副菜、主菜、乳製品などを区分して、イラストなどを利用して説明しているので、子供たちにも理解しやすくなっています。
内閣府は、「食育ガイド」という資料も公表しており、家族全体ができることからはじめられるよう援助しています。
バランスの欠いた食生活は、身体的また精神的な健康を損なうため誰にとっても人事ではありません。
家族で、夫婦で、自分自身で、もう一度食に関する教育を見つめなおすのは賢明だといえます。